hanataba

2021/04/08 14:29



【 金属アレルギーについて 】

金属アレルギーとは、金属が原因となり引き起こされるアレルギー反応による皮膚炎です。
金属を使用したアクセサリーを着用する頻度が高いと蓄積し発症することがあります。
1度発症すると一生治らないと言われています。


< 症状 >
軽傷 :赤み / 湿疹 / 腫れ / 痒み 等
重症 : 発熱 / 全身の倦怠感 等


< 原因 >
金属は汗や体液などに触れることによって金属成分が微量に溶け出し、体のタンパク質と結びつくことでアレルゲンが生成されます。


 < アレルギーを起こしやすい金属 >
安価なメッキアクセサリーの地金に使用されていることが多い“ ニッケル ”は、金属アレルギーを発症する方が一番多い金属と言われています。
メッキが剥がれ、地金が露出した際に肌に直接触れることでアレルギーを発症します。
※ 反応する金属には個人差があり、ニッケル以外の金属がアレルゲンとなる可能性もあります。



< アレルギーが起こりにくいとされる金属 >
 * 当店で使用している金属を掲載

●K14GF (14金ゴールドフィルド)
K14(14金)とは金の含有率が58%の合金です。
合金には銀、銅などを含みます。
GF(ゴールドフィルド)とは、真鍮製の芯に、厚い金の層をコーティングしたもののことで、この金の層に14金を使用したものがK14GFです。
一般的な金メッキの約100倍の厚みがあり、熱と圧力を加えてコーティングを圧着していることから、すぐに皮膜が剥げてきてしまうような心配は殆どありません。
金はアクセサリー素材に使用される金属の中で、1番アレルギーを発症しにくい金属です。
合金(純金ではない)の為、酸化や硫化をし変色することがあります。
使用後はこまめに柔らかい布で拭き、ジップ付きの密閉袋等で保管することで、変色を防止することができます。
先述の通り、コーティングされている為、ジュエリークロスを頻繁に使用するとコーティングが剥がれてしまいます。
日頃のお手入れをこまめに行い、どうしても黒ずみが落ちない場合に限り、ジュエリークロスを使用してください。


●SILVER925(シルバー925)
この925という数字は銀の含有率(純度)のことで、92.5%のシルバーが含まれていることを表します。残りの7.5%は銅と銀の合金です。
銀は、金に次いで金属アレルギーを起こしにくい金属と言われています。
硫化する性質があり、汗に含まれる微量の硫黄分で、長く使用していると硫化し変色する為、こまめに柔らかい布で吹いてください。
また酸化しやすい性質もある為、ジップ付きの密閉袋等で保管することで、変色を防止することができます。
もし黒ずんでしまった場合は、シルバー専用のジュエリークロスで磨くことで、再び綺麗な状態に戻す事ができます。


●サージカルステンレス(SUS316L)
医療用器具に使用されている合金(※ニッケルを微量含む)です。
ピアスホールを開ける器具にも使用されています。
表面に傷がつきにくく丈夫で耐久性に優れ、錆びや変色をしにくい特徴があります。
アレルギーを非常に発祥しにくい金属ですが、ごく稀に微量に含まれるニッケルにアレルギー反応を起こしてしまう場合があります。
既にアレルギーを発症している方は別の素材に変更可能ですのでご相談ください。


●ニッケルフリーメッキ
真鍮にニッケルの含有量が少ない金属をコーティングしたものです
※当店では地金が真鍮ではなくサージカルステンレス製のものを使用しております
変色する可能性がある為、使用後にこまめに柔らかい布等で拭くことを心がけると、長く綺麗な状態を保つことができます。
ごく稀に微量に含まれるニッケルにアレルギー反応を起こしてしまう場合がありますので、アレルギーを発症しやすい方は注意が必要です。
長年使用していると(使用頻度が高いと)、メッキが剥がれて来る可能性がありますので、剥がれる前に定期的に交換をしてください。


●樹脂
非金属の為、金属アレルギーは発症しません。
柔軟性があり破損しにくいが、傷が付きやすく、傷に雑菌が繁殖しやすい為、ピアスの場合には直接体液に触れますので定期的に新しいものに交換が必要となります。
時間経過と共に黄変することがあります。


●セラミック製
非金属の為、金属アレルギーは発症しません。
歯科治療の際にも使用される素材です。
非常に固く丈夫で錆びにくい特徴があります。
樹脂製と比較し傷がつきにくい為、特に体液に触れやすいピアスの場合は衛生面でも安心と言えます。
樹脂製程の柔軟性がないため強い力を加えると破損する可能性があります。
樹脂製と比較して変色はしにくいですが、経年劣化により黄変することがあります。
また、他パーツと比較してやや芯が太めです。



※ アレルギー反応を引き起こす金属は個人差がございます。
着用前に病院でパッチテストを行うことをお勧めいたします。

※ 万が一アクセサリーを着用して異常があった場合は速やかに医療機関を受診して下さい。




< 参 考 >
● チタン
大きく分けて『純チタン』と『チタン合金』に分類されます。
純チタンは、他材質が微量にしか含まれていない“ 純度が高いチタン ”です。
チタン合金は、用途に応じて、他の合金元素を添加したチタンです。
通常チタンとして出回っているものはチタン合金である場合が多いです。
アレルギーを発症しにくい金属のため医療用器具にも使用されています。
チタンの流通が増えたことから、ごく稀にアレルギーを発症するケースが報告されています。
錆びにくく変色しにくい特徴があります。
強い衝撃により傷がつく場合があります。



* こちらに記載の情報は私が調べてまとめたものですのであくまでご参考までにお願いいたします。

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